先日コミックマーケット72(C72)で頒布したCD「SILVER STAR, ETERNAL BLUE」について、ライナーで書ききれなかったことや、各曲の解説などをだらだらと書いてみたいと思います。
#Side Console の記事ですが、今回は文体もですます調でお送りします

■タイトルについて
 メガドライブ/メガCD往年の名作「LUNAR」シリーズ2作品のタイトルから名前をいただいています。もちろん、この二つの語はそれぞれ月と地球を指します。
《Wikipediaリンク》
LUNAR ザ・シルバースター
LUNAR エターナルブルー
 LUNARシリーズの続編が出るといまだに信じて期待している私。

■ジャケットイラストについて
 前作 CRY FOR THE MOON に引き続き、いべさんにイラストをお願いしました。ご自身も同人制作等でお忙しい中、無理を言って描いていただきました。いつも予想を上回るすばらしい絵を頂けてほんとに感謝です。

 以前いべさんが「今度は麻衣を描いてみたい」と仰っていた事もあり、ジャケットは「麻衣といつもの河原で」というシチュのカットになりました。
 前作が夜のイメージでしたので、それとの対比で今回は昼の明るいイメージになっています。タイトルロゴには「昼間の月」のシルエットがあしらわれています。

■Track 01,03: brilliant azure
 原曲はPS2版「夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue」のイメージテーマ。PC版における「Lapis Lazuli」の位置づけに当たる曲ですね。
 原曲はとてもかっこいい曲ですが、テンポが速くてメロディラインがさらりと流れすぎなのが気になっていました。なので今回のアレンジではテンポを落としてバラード系のアレンジにすることで、よりメロディラインを聴かせる曲になることを目指しました。

 メロディのメインに使っている音色(Caliope Lead)は、私が以前MIDIで耳コピーを作っていた頃も、ボーカル曲のメロディパートで頻繁に使っていました。アタックがはっきりしていてオケに混ぜても目立つので、私のお気に入りの音色なのです。
イントロなど一部でフルートも併せて使ってます。

 構成の面では、メロディや高域のサスティン系を忠実に拾って原曲のイメージを保ちつつ、他パートやコード進行では盛大にぶっ壊していたりします(笑)。特に聴いてほしいのはストリングスですね。
ぶっ壊すといっても音楽として聴き苦しくなっては台無しなので、そうやって音符を探してるときが一番苦しくて楽しい時間でした。

■Track 02: Lapis Lazuli -piano solo another-
 そして今回もLapis Lazuliです(笑)。この曲は公式にもピアノソロのナンバーがありゲーム本編でも使われていたと思いますが、それとはまた違った味のものを、ということでanotherと名づけて作ったものです。

 ピアノ曲は過去にも作ったことがありますが、何回作っても難しいですね(汗)。
私はピアノの生演奏はできませんので当然打ち込みになるわけですが、ピアノソロはある種独特のリズム感覚が支配する世界なので、強弱のつけ方とかテンポの操作とか、きめ細かく入力しなければなりません。リアルタイム入力でもできればかなり楽なのでしょうが、自分の才能のなさが恨めしいです。

 コードはだいたい前作のLapis Lazuliのアレンジがベースとなっていますが、サビの後、リフレインに入るまでの繋ぎは私が独自に入れたフレーズになってます。人様の作った曲にまったく新しいフレーズを入れるのは難しいもので、今考えるともう少しましな展開の仕方があったかもしれません(汗)

■余談: 制作環境とかミックスとか
 ここからは専門的な話も入るので軽く読み流してくださいませ(ぉ

 前作から制作環境は大きく変わっていませんが、シーケンサ(DAW)がCubase Studio4になったことくらいでしょうか。メインの打ち込みツールはmidiomで、Cubaseと同期させてレコーディングしている点も変わりません。

 音源はYAMAHA MOTIF-RACK ESの使用比率が以前より高くなったと思います。Track 02のピアノソロで使った音色もMOTIF-RACK ESのものです。SC-8850のピアノもなかなかいい音でしたが、やはりピアノメーカーの意地といった所でしょうか?
 ドラムとメロディパートに関してはどうしても使いたい音があったので、Roland SC-8850の音色を使っています。

 単体のMIDI音源で制作していた頃からそうなのですが、ミキシングとマスタリングは私にとってずっと大きな課題になっています。ただこの部分はエンジニアとして参加してくれているJUMBOさんの力によってかなりいい感じにしてもらっています。
 音量バランスについてはだいぶ自分がイメージしたとおりの調整ができるようになってきたのですが、楽器がたくさん重なってきたときの音の分離感とか立体感とか、エフェクタやイコライザ・フィルタの使い方など、まだまだ課題が多いなと感じています。