去る12月の冬コミで当サークルに足を運んでくださった皆様、CDを買ってくださった方、本当にありがとうございました。
 ここで、今回の頒布CD「Piano Story of M.C.2」の収録曲や各要素について、Possibleが解説させていただきます。

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■コンセプト
 前作「Piano Story of M.C.」のアレンジを作る際、改めて明け瑠璃のサントラをひと通り聴いてみたのですが、同作品の中にもまだまだいい曲がたくさんあることを再認識させられました。加えて、FORTUNE ARTERIALでPiano Storyを2枚CD作ったので、明け瑠璃でも2枚以上はやりたいということで、今作の制作となりました。
 CDタイトルに「M.C」を冠しているのに「Moonlight Cradle」出典の曲が入っていないのですが、前作CDからの流れでタイトルを引き継いでいます。

■Track 01/03: トゥルペ
 明け瑠璃の中でもPossibleが最も好きな曲のひとつです。原曲はゲーム本編中で麻衣のフルート独奏として流れますが、麻衣エンドのスタッフロールで流れる「トゥルペ -heartfelt mix-」は、耳から鱗(?)の素晴らしいアレンジだと思います。
 麻衣のテーマ的な側面がある曲なので、今回のアレンジでは、メロディーパートをフルートで作ることにしました。メロディラインや曲の構成はheartfelt mixのものをベースにしており、原曲の麻衣フルート版とは多少違った部分もあります。ピアノがバックに回る形になりますが、テーマのフルートが忙しない感じにならないよう、リズム感には気をつけて作っていました。
 Track 03ではおまけとして、メロディーパートをピアノに差し替えたバージョンを収録しました。楽器が変わると結構雰囲気も変わるもんだな~と思います。


■Track 02: WAX & WANE
 原曲はフィーナエンドのスタッフロールの曲です。フィーナ姫の凛とした雰囲気がよく伝わる曲です。が、6拍子である上にコード進行や調が激しく入れ替わる、演奏や歌唱が非常に難しい曲でもあります。単純な耳コピーだったらむしろ挫折したかも知れません(汗)。
 ピアノアレンジでもその難しさは変わらず、コードの採譜にはかなり苦労しました。自分なりの解釈でやってしまってる部分もいくつかあります。変に聴こえなければいいのです。アレンジだから(爆)。
 テンポが緩やかなのでしっとりした感じが出ていますが、基本的には原曲の雰囲気を壊さないようにという方向性で作ったつもりです。また、生演奏の雰囲気を出すため全体的にテンポの揺らぎを入れてみましたが、うまく効果が出ていますかどうか…。


■機材とか
 音源に関しては、前回と変わらず、音源はYAMAHA MOTIF-RACK ESです。ピアノはFull Grand、フルートはC Fluteの音色を使っています。リアルタイム入力を交えた打ち込みメインで制作しているのも同じです。
 今回せっかくフルート音色を使ったのに音作りに時間がとれず、ビブラートが無駄にかかりすぎてしまっています。これは今回心残りだった部分です。
 今回大きく変わったといえば、制作PCのOSがWindows 7 64bit版になった事でしょうか。デバイスドライバ環境などの問題で音楽制作の環境で導入するにはもっと時間がかかると思ったのですが、Vistaの時と違って今回は各社とも意外と対応が早く、ミーハーのPossibleは思わず飛びついてしまいました。
 もともと使っていたPCのCPUがAthlon 64 X2なので、逆に言うとOS以外のものはほとんど変わっていません。これまでVistaを使ってきたこともあり、音楽以外も含めWindows 7はかなり快適に使えていますね。

 Piano Storyシリーズも近作で4作目となりました。JUMBOとは「そろそろバンドアレンジかアンサンブルもやってみたくなってきたね」とか話したりするのですが、ギリギリにならないと動き出さない現状のような製作体制では制作時間に余裕なさ過ぎなので、もっと早くから動き出さないといけません(大汗)。
 冬コミではついにオーガストの次回作について発表がありましたが、発売されるのはかなり先になりそうなので、次の夏コミではまたFORTUNE ARTERIALとかでCDを出す可能性が高いです。いずれにしても、オーガストのアレンジでやっていくことは当面変わらないと思います。