08/29: 「Piano Story of M.C.」楽曲解説
8月16日の夏コミで当サークルにお越しくださった皆様、CDを買ってくださった方、本当にありがとうございました。
ここで、今回の頒布CD「Piano Story of M.C,」の収録曲や各要素について、Possibleが解説させていただきます。
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■コンセプト
前2作でFORTUNE ARTERIALのピアノストーリーをやってきましたが、今年に入ってオーガストから最新作「夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle」が発売されたことから、今回はこれで行こうということに。「夜明けな」でのピアノアレンジはこれが初めてでもないのですが、折角Piano Storyがシリーズ化進行中(?)の折なので、ちゃんとPiano Storyの名前でCD出そうという流れになりました。
同じ「夜明けな」ものとはいえ新作ですから、「ならでは」のものが無いと……というわけで、Moonlight Cradleから新たに収録された曲から2曲をチョイス。また、私が個人的にどうしてもやりたかったので、初代「夜明けな」から「...no more」をアレンジすることに。
なお、前作までのピアノアレンジでは連弾を意識した編曲をしていましたが、今回は3曲ともピアノソロ、つまりひとりでピアノを弾くことを想定したアレンジになっています。私はピアノ曲でも基本的に打ち込みなので、リアルな演奏で無茶な音符の置き方にならないようにするのは毎回大変です…。
■ジャケットイラストについて
毎回可愛らしいイラストを書いてくださっているいべさんですが、今回はMoonlight Cradle原作という事で、エステル様を描いていただきました。背景にあるのはプレーヤーにはおなじみの公園のオブジェです。
ジャケットにエステルを、という事は最初に決めていたのですが、当時のいべさんはPS2版もMoonlight Cradleも未プレイだったことから、制作は結構大変だっただろうと思います。いべさん本当にお疲れ様でした!
背景については最初礼拝堂を提案したのですがさすがに大変すぎという事で却下、現在の形になりました。しかし実際に出来上がってみると、「夜明けな」のイメージカラーである青を基調に、すごくいい感じに仕上げていただきました。
■Track 01: プレゼント
Moonlight Cradleにて、各キャラシナリオのスタッフロールで流れる曲です。「落ち込むときもあるけれど、私は元気です。」的な曲です(笑)。
制作を始めた当初は、原曲のポップでライトなノリに合わせた感じのアレンジにするつもりだったのですが、作っていくうちにどうも少し違うんじゃないか、という話に。「ピアノアレンジらしい要素をちゃんと入れるべきでは」というJUMBOからの指摘もあり、要所でタメを入れていくアレンジに軌道修正していきました。
とはいえ、私のいつものアレンジよりはアップテンポな感じで、また、普段あまり使わないスタッカート的な奏法もピンポイントで入れたりと、作っていて新鮮な感じはありました。今回はノリよりも雰囲気重視の方針に傾きましたが、いつかピアノでもノリノリの曲が作れるようになりたいです。
■Track 02: ...no more
初代「夜明け前より瑠璃色な」から使われている曲です。BGMの中では当時から私のお気に入りのひとつで、前述のとおり、何らかの形でアレンジをやりたいとずっと思っていました。
各シナリオのクライマックス近くで使われる原曲は、喧嘩やトラブル、大きな問題にぶつかって沈みがちな心、しかし未来はまだ閉ざされてはいない、という主人公やヒロインたちの心理を表現しているように思います。本トラックでは、その解釈をアレンジにもきちんと反映させたい、というところからスタートしています。
なので、今回は強弱やテンポを揺らすといったテクニックなどを、不安定さを出すために使っている場所がいくつかあります。繰り返しのパートで回ごとに強弱を変えたり、スローなフレーズでわざとテンポを上げたりと、普段はやらないような演奏を割としています。
■Track 03: Amor
Moonlight Cradleで使われる、いわゆるエッチシーンの曲です。ゲーム音楽のアレンジをやるようになってからはHシーンの曲は初めてだと思います。はるか昔にオリジナルで何かやってた気もしますが(爆)。
このアレンジも原曲の雰囲気を生かす方向で制作してます。使われる場面が場面だけに、基本的には安心して聴いていられるアレンジを目指していますが、序盤のほんの少しの緊張感とか、中盤からの流れにまかせていく感じが表現できていれば良いと思うのですが…。アンサンブルだと曲の盛り上がりに合わせて楽器を増やしたり、同じパートでも楽器を変えたりといろいろ出来るんですが、強弱とリズムでそれらを表現するのは毎回大変です。この曲のように全体的に落ち着いた曲調の場合は特にですね。
■機材とか今後のこととか
機材のことというと、実は今回も前作の環境からまったく変わっておりません(汗)。ピアノ音源にはYAMAHA MOTIF-RACK ESのFull Grand、打ち込みの入力には同じくYAMAHAのCBX-K3です。リアルタイム入力にも慣れてはきましたが、もちろん生演奏には程遠いです(汗)。
PC側の環境も紹介しましょう。3年前に組んだ自作マシンですが、今でも色々快適に動いてます。
Cubase Studioはバージョン5が既に発売されているようですが、金がないので購入保留(爆)。また、プリンターをわざわざ挙げたのは、ジャケット・レーベルの印刷に使ったからです。
さて、ここまで3作にわたってPiano Storyをシリーズ化すべくやってきたのですが、次回作も同じ路線で行くかどうかは正直まだ決めていません。まず、年内にもオーガストの新作が発表されるかもしれないという状況もありますし、何より私自身がそろそろ普通のアンサンブルを作ってみたいかも、という気分が頭をもたげていたり、夏コミの当日にちょっとした出会いに恵まれたこととか、色々ありまして、今後の方向性にはかなり悩んでいるところです。まあ、普段から次の作品について公に語ることはほとんどないので、いつもどおり冬コミ直前の公開までお待ちくださいませ。
ここで、今回の頒布CD「Piano Story of M.C,」の収録曲や各要素について、Possibleが解説させていただきます。
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■コンセプト
前2作でFORTUNE ARTERIALのピアノストーリーをやってきましたが、今年に入ってオーガストから最新作「夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle」が発売されたことから、今回はこれで行こうということに。「夜明けな」でのピアノアレンジはこれが初めてでもないのですが、折角Piano Storyがシリーズ化進行中(?)の折なので、ちゃんとPiano Storyの名前でCD出そうという流れになりました。
同じ「夜明けな」ものとはいえ新作ですから、「ならでは」のものが無いと……というわけで、Moonlight Cradleから新たに収録された曲から2曲をチョイス。また、私が個人的にどうしてもやりたかったので、初代「夜明けな」から「...no more」をアレンジすることに。
なお、前作までのピアノアレンジでは連弾を意識した編曲をしていましたが、今回は3曲ともピアノソロ、つまりひとりでピアノを弾くことを想定したアレンジになっています。私はピアノ曲でも基本的に打ち込みなので、リアルな演奏で無茶な音符の置き方にならないようにするのは毎回大変です…。
■ジャケットイラストについて
毎回可愛らしいイラストを書いてくださっているいべさんですが、今回はMoonlight Cradle原作という事で、エステル様を描いていただきました。背景にあるのはプレーヤーにはおなじみの公園のオブジェです。
ジャケットにエステルを、という事は最初に決めていたのですが、当時のいべさんはPS2版もMoonlight Cradleも未プレイだったことから、制作は結構大変だっただろうと思います。いべさん本当にお疲れ様でした!
背景については最初礼拝堂を提案したのですがさすがに大変すぎという事で却下、現在の形になりました。しかし実際に出来上がってみると、「夜明けな」のイメージカラーである青を基調に、すごくいい感じに仕上げていただきました。
■Track 01: プレゼント
Moonlight Cradleにて、各キャラシナリオのスタッフロールで流れる曲です。「落ち込むときもあるけれど、私は元気です。」的な曲です(笑)。
制作を始めた当初は、原曲のポップでライトなノリに合わせた感じのアレンジにするつもりだったのですが、作っていくうちにどうも少し違うんじゃないか、という話に。「ピアノアレンジらしい要素をちゃんと入れるべきでは」というJUMBOからの指摘もあり、要所でタメを入れていくアレンジに軌道修正していきました。
とはいえ、私のいつものアレンジよりはアップテンポな感じで、また、普段あまり使わないスタッカート的な奏法もピンポイントで入れたりと、作っていて新鮮な感じはありました。今回はノリよりも雰囲気重視の方針に傾きましたが、いつかピアノでもノリノリの曲が作れるようになりたいです。
■Track 02: ...no more
初代「夜明け前より瑠璃色な」から使われている曲です。BGMの中では当時から私のお気に入りのひとつで、前述のとおり、何らかの形でアレンジをやりたいとずっと思っていました。
各シナリオのクライマックス近くで使われる原曲は、喧嘩やトラブル、大きな問題にぶつかって沈みがちな心、しかし未来はまだ閉ざされてはいない、という主人公やヒロインたちの心理を表現しているように思います。本トラックでは、その解釈をアレンジにもきちんと反映させたい、というところからスタートしています。
なので、今回は強弱やテンポを揺らすといったテクニックなどを、不安定さを出すために使っている場所がいくつかあります。繰り返しのパートで回ごとに強弱を変えたり、スローなフレーズでわざとテンポを上げたりと、普段はやらないような演奏を割としています。
■Track 03: Amor
Moonlight Cradleで使われる、いわゆるエッチシーンの曲です。ゲーム音楽のアレンジをやるようになってからはHシーンの曲は初めてだと思います。はるか昔にオリジナルで何かやってた気もしますが(爆)。
このアレンジも原曲の雰囲気を生かす方向で制作してます。使われる場面が場面だけに、基本的には安心して聴いていられるアレンジを目指していますが、序盤のほんの少しの緊張感とか、中盤からの流れにまかせていく感じが表現できていれば良いと思うのですが…。アンサンブルだと曲の盛り上がりに合わせて楽器を増やしたり、同じパートでも楽器を変えたりといろいろ出来るんですが、強弱とリズムでそれらを表現するのは毎回大変です。この曲のように全体的に落ち着いた曲調の場合は特にですね。
■機材とか今後のこととか
機材のことというと、実は今回も前作の環境からまったく変わっておりません(汗)。ピアノ音源にはYAMAHA MOTIF-RACK ESのFull Grand、打ち込みの入力には同じくYAMAHAのCBX-K3です。リアルタイム入力にも慣れてはきましたが、もちろん生演奏には程遠いです(汗)。
PC側の環境も紹介しましょう。3年前に組んだ自作マシンですが、今でも色々快適に動いてます。
- CPU: AMD Athlon 64 X2 4600+
- OS: Windows Vista SP2
- Audio I/F: M-AUDIO DELTA Audiophile 2496
- Speaker: YAMAHA MSP3
- Printer: EPSON PM-G860
- DAW: Steinberg Cubase Studio 4.5
- MIDI Sequencer: mewlist midiom 1.33
- Audio Editor: SONY SoundForge 9
Cubase Studioはバージョン5が既に発売されているようですが、金がないので購入保留(爆)。また、プリンターをわざわざ挙げたのは、ジャケット・レーベルの印刷に使ったからです。
さて、ここまで3作にわたってPiano Storyをシリーズ化すべくやってきたのですが、次回作も同じ路線で行くかどうかは正直まだ決めていません。まず、年内にもオーガストの新作が発表されるかもしれないという状況もありますし、何より私自身がそろそろ普通のアンサンブルを作ってみたいかも、という気分が頭をもたげていたり、夏コミの当日にちょっとした出会いに恵まれたこととか、色々ありまして、今後の方向性にはかなり悩んでいるところです。まあ、普段から次の作品について公に語ることはほとんどないので、いつもどおり冬コミ直前の公開までお待ちくださいませ。
