カモンミュージックは、数値入力型MIDIシーケンサ「レコンポーザ」シリーズのWindows対応情報を更新した。シリーズのいずれの製品も、Windows Vistaへの対応予定はないとしている。

 レコンポーザは'80年代からずっと、PC-98(MS-DOS)向けを中心に人気を誇ったシリーズ。音符・休符の長さや音程を数値形式で入力する独特のUIを持つこのソフトは未だに熱烈なファンを持つ(Possibleも長い間Windows版を愛用していた)。

 しかし、同ソフトはWindows 98対応のアップデートを最後に開発が終了。その後Windows XPまでは動作可能としていた。

 勿論、レコンポーザが今すぐにも使えなくなるということは無い。PC-98または旧版のWindowsを動かす環境があればこのソフトを使い続けることができる。しかし今後、新しいOSに音楽制作の環境を移行したいと考える人は、代替となるソフトを探さなくてはならないだろう。

 つい最近まで、レコンポーザのような数値入力型のMIDIシーケンサを他に見つけるのは非常に難しかった。
 現在のPC向けシーケンサやDAW(統合型音楽制作ソフト)のステップ入力機能は、レコンポーザの数値入力に慣れた人には非常に使いにくかった。そもそも数値(ステップ)入力だけで曲作りが完結できるようには作られていない。
 数値入力によるMIDI制作は慣れれば非常にすばやく作業ができるが、今でもそのような作業スタイルを続ける人は少数派だ。

 また、レコンポーザの開発が終了して以来、同等の代替ソフトを求めて有志が新たにソフト開発を始める例がいくつかあった。しかしその多くは、α版やβ版の段階で更新が止まったり、プラットフォームの変化について行けなかったりと、アマチュアでさえ曲制作に使えるレベルには程遠いものもあった。

 しかし、昨年から今年にかけて、midiomDominoなどの新しいシーケンサがフリーまたはシェアウェアで公開され、機能・安定性も代替として十分検討可能なレベルになった。ちなみにPossible's Pop Pageantの同人CD「CRY FOR THE MOON」の制作では、MIDIの打ち込みをすべてmidiomで行った(オーディオ処理は Cubase SL)。

 MIDI/SMF 形式での音楽配信が衰退してしまってから絶滅の危機に瀕していた MIDI 打ち込みの文化だが、またこうしてツールの選択肢が増えてきたのは嬉しい限りである。各ソフトの作者の方々には本当に感謝である。

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とりあえず知ってるフリーの数値入力シーケンサ
>> midiom
>> Domino
>> Cherry

※ 他にご存知の方は教えていただければ幸いです。